最近、ニュースなどでしきりに「テレワーク」という言葉が出るようになりました。オフィスに出勤することにとらわれずに、自宅などで仕事をしていくスタイルのことです。
有名どころでは、リクルートホールディングスが2015年10月から、全社員を対象に在宅勤務制度を導入しました。うらやますいです(´・ω・)
こちらはカナダのTELUSという会社の記事
今のところ、日本のほとんどのオフィスでは、個人それぞれにデスクが割り当てられていて、毎日そこに向かって出勤することが一般的でしょう。このTELUS社では、5割の人が在宅勤務して、オフィスのデスクを使う場合は予約がいるという、びっくりシステムです。こんなオサレで素敵なオフィスなら、逆に楽しくて会社に行きたくなっちゃいますが…
日本で在宅勤務が浸透しなさげな…
TELUS社の記事でネックとなるのはこの言葉
オフィスにどのくらいいたかではなく、何を会社にもたらしたか、で評価されます。
これが日本の企業ではなかなか難しいのではないでしょうか?
システム的には可能だと思います。勤務時間ではなく、業績評価にして会社に出社しなくても評価できればOKなわけです。
問題なのは、日本企業にはびこる「勤勉に毎日無遅刻無欠勤で、長時間働いてこそすばらしい」という「古き良き」文化、無言の空気感というか風土があること。
どれだけシステムが整っても、この日本独特の「空気を読め」感から抜け出さないことには、在宅勤務制度の浸透は難しそうです。
だってそもそも、主な国の中で有給消化率はドベから2番目。
有給休暇というシステムが法律で決まっているのにもかかわらず、この消化率の悪さ。これも、「え?有給とれると思ってるの?」みたいな空気。
この風土が変わらない限り、在宅勤務制度は一部の人が利用するにとどまりそうですね。
ただ、一縷の望みとして、在宅勤務制度が浸透すれば、「通勤ラッシュが解消される」とか「通勤渋滞が解消される」など社会的に明確なメリットがある点です。
ホント、毎日の通勤時間て、無駄ですよね…(´ω`)・・トホー