日本人はお金を投資にまわすことなく、銀行預金をする人が未だに多くいます。
その日本人の多くは株式会社に雇われて働いています。株式会社は「株」を発行して資金を集めて事業を行なっています。会社を経営するうえで、株はなくてはならないものです。
しかし、日本では「株に手を出すな」と言われるほど、個人が株を買うことに抵抗があるイメージが浸透しています。
なぜなんでしょう?
できるだけ多くのお金を銀行預金してほしかった政府が、株は危ないというイメージを植え付けたんでしょうか?
とはいえ、この超低金利のご時世、銀行にお金を預けていてもちっとも増えません。100万円預けていても、1年で数十円増えるくらいでしょうか。預金に比べて株の方が大きくお金を増やすことができる可能性があります。
株には2種類のお金の増やし方があります。キャピタルゲインと配当です。
買った株が値上がりすれば、その分が儲けになります。これがキャピタルゲインです。例えば、株式会社ZOZOの株価は、2015年初めは800円ほどでしたが、2018年8月には4,700円にもなっています!約6倍です。(2019年はまたかなり下がっていますが..)このうように、買った株が上がってくれれば、大儲けできます。
株を買った会社の業績がよければ、儲けの一部を株主に分配してくれます。これが配当です。とはいえ、配当ではそこまで大きくお金を増やすことは難しいでしょう。
株を買うならキャピタルゲインを狙っていく方が大きくお金を増やすことができます。しかし、買った会社の株が下がるリスクもあります。
先ほどのZOZO社ですが、2018年8月の4,700円をピークに株価は下がりに下がって2019年2月11日現在1,670円まで下がっています。
この点が、日本人が預金に一生懸命で、株は怖いと思われる要因でしょう。預金しておけば、お金が減ることはありません。
しかし、変動がないということは、儲けることもできないということです。
本来、株に投資するということはその会社に出資しオーナーになるようなことです。自分が応援したい、と思える会社に投資して中長期的に株を保有していき、その会社の成長ともに自分の資産も増やせるものです。