日本人の約8,000万人は宝くじを買ったことがあるそうです。じつに、4人に3人の人が宝くじを買ったことがある計算になります。
宝くじは高額当選すれば、かなりのハイリターンですが、当たらなければゼロどころか購入費用がマイナスになります。連番で10枚買って、最低1枚は300円があたるだけです。でもみんな宝くじを買うのです。それは「もしあたったら数億円もらえる!」という夢があるからです。
投資目線で見てみましょう。期待収益という言葉があります。その投資がどれだけの収益が期待でいるかを計算したものです。
2019年2月時点で、宝くじは300円で購入できますので、1枚300円で購入したとします。
当たる確率 | 期待収益 | |
1等 2億円 | 1000万分の1 | 20円 |
前後賞 5,000万円 | 500万分の1 | 10円 |
2等 1億円 | 1000万分の3 | 30円 |
3等 500万円 | 100万分の1 | 5円 |
4等 1万円 | 1000分の1 | 10円 |
5等 3000円 | 100分の1 | 30円 |
6等 300円 | 10分の1 | 30円 |
期待収益を合計すると+135円です。しかし購入費用が300円かかりますので、135円-300円=-165円。
残念ながらマイナスです。
買えば買うほど損するというわけです。がっかりですね。
つまり宝くじは胴元が完全にもうかる仕組みになっているのです。
毎年年末になると宝くじを買う人に街頭でインタビューするニュースが流れますね。その中にたいてい、毎年何十万も宝くじ買っているがなかなか高額当選しないという方が登場します。
そんなお金に余裕があるのなら、何かに投資したほうがいいのにね。