投資詐欺の被害に会う人が後を絶ちません。先日もケフィアという会社が行なっていたオーナービジネスに騙されて、投資したのに配当が得られないどころか、元本も戻ってこないという事件が報じられていました。
このニュースに出てくる女性は、なんと6,800万円もの被害に遭われたそうです。
https://blogos.com/article/356183/
年利15%の配当金というおいしい話にすっかり騙されてしまったそうです。
こういった投資詐欺のニュースで被害者として登場するのは、たいてい投資に知識のない年配の女性か老年の男性です。
投資で騙されるのは一般人ばかりではありません。
2012年に、AIJ投資顧問が年金資産の運用に失敗していたことが明るみになりました。
当時のAIJは年金基金に対して「毎年20%前後の運用利回りを出している」と虚偽の報告をしていたということです。年金基金といえばお金のプロのようですが社会保険庁からの天下り出身で投資についての専門知識はなかったようです。
この2つの事件に共通するのが、高い利回り。お金を増やしたいといい欲にかられると、リターンばかりに気がいってリスクを見失う傾向にあるようです。
逆に投資のプロは、大きな利回りをねらわずに、年間5%程度の収益で長く勝っていくことを考えているそうです。
投資で大きな損失を被ってしまったニュースが出ると「投資は危険」といった印象をもって、せっせと銀行預金にはしろうとしたくなる気持ちはわかります。そうではなく、投資に対する知識とリスクをしっかり理解した上で上手にお金を増やしていくことがこれからの時代で生きていく上で必要なことです。