マーケティングというと、セグメンテーションやらターゲティングやら、
こむずかしい言葉が先行しがちなイメージです。
今の社会を分析したり、客観的に人を観察したり。
あたかも自分と別社会に対して物やサービスを売るような感覚に陥りがちです。
しかし、商品やサービスを売る相手は、得体の知れない宇宙人でも
言葉の通じない動物でもなく、自分と同じ社会で生活する人です。
自分と同じように毎日何かを買い、
サービスを受けて生活している人です。
マーケティングの基礎として、まず
「自分の商品やサービスの良さを誰かに伝える」ということが
根幹になってきます。
マーケティングにおいて「伝える」という点において、
3つのポイントがあります。
「何を伝えるか」
「誰に伝えるか」
「どのように伝えるか」
・「何を伝えるか」
まず、自社の商品・サービスの良さを伝えなければいけません。
ただなんとなく、こちらが言いたいことだけ言っても、
お客様には伝わりません。
「何を伝えるか」については、自社の商品やサービスについて
3つの点が名言できなければいけません。
①ユニークさ
②お客様にとっての価値
③わかりやすく伝えられる
・「誰に伝えるか」
車を売りたい会社が、仮面ライダーの時間帯にCMを放送してもムダなわけです。
なぜなら、仮面ライダーの放送時間は、日曜日の朝8時から。
仮面ライダーは子供向けの番組です。
どんなに人気番組だからといって、仮面ライダーの視聴者である子供向けて
「車を買ってください」といったところで、無意味なわけです。
まぁこれは極端な例ですが、せっかくいい商品やそれを伝える
いいコピーやCM・広告ができたとしても
伝えるべき相手に伝わってなければ意味が無いわけです。
・「どのように伝えるか」
ある車種を買ってくれそうな層。
例えば、30代社会人男性とすると、
その層がよく見るテレビ番組があり、
その番組内にCMをうつことになったとします。
そのCMタレントして、トリンドル玲奈さんを起用したとします。
きっとその車は売れないでしょう。
30代社会人男性がトリンドル玲奈さんの出演するCMを見ても、
「この車ほしい!」とは思わないからです。
まぁ分かりきってますよね。
伝えたい事と、伝える相手が決まっても、
伝え方を間違えれば、せっかくいい製品も
売れなくなってしまうということです。
マーケティングの基礎ともいえる
「何を伝えるか」
「誰に伝えるか」
「どのように伝えるか」
この3つについて、今後もっと掘り下げていきたいと思います。