人気漫画ワンピースの主人公、モンキー・D・ルフィー。
ルフィーは「海賊王になる」という夢をもって一人大海原に飛び出しました。
どんどん仲間を増やし、いまや海軍や世界中の海賊が注目する一大勢力になっています。
しかし、ルフィー自身は体がのびるゴム人間ということ以外は、特になにができるということもなく、船上のほとんどのことは仲間たちが行なっています。それでもルフィーは世界政府が注目するほどの存在になっています。
ルフィーは、仲間たちを信頼しきっていて、これっぽっちも疑うということをしません。仲間たちの方も信頼されているからこそ、日々努力して船長であるルフィに期待以上のことをやりたいと考えて行動しています。
組織を動かすということ
自分がチームや組織のトップに立つと、自分が一番優秀でがんばっていないといけない、と気持ちがはいってしまい、なんでも自分でやろうとしてしまいます。そうなるとチームや組織のメンバーは自分のチームでの存在意義や存在価値を感じることができなくなってしまいます。「この人は自分でやる人だから、わたしはいなくてもいいか…」なんて。
トップに立つ人間は、ある程度メンバーを信頼して任せる、ということが組織を動かす力になるのです。
「丸投げ」というわけではありません。ある程度の状況まではお膳立てをしあとはそれぞれのメンバーが自分たちで結果を出し、前に進んでいく。
自分は完璧じゃなくても、仲間が、メンバーが助けてくれて信頼してくれる組織をつくることが、これからの時代に求められる組織です。