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愛知県美術館〈これからの写真〉展 の騒動に思うこと

 

前から、川内倫子さんの写真が気になっていました。
そんな中、愛知県美術館で写真展に参加されているのを知り
〈これからの写真〉展をみてきました。

展示が始まって、すぐに行こうと思っていたのですが、
その矢先に、鷹野隆大さんの作品の猥褻物騒動があって、
ニュースになったりしてたので、混むとゆっくり見れないから
いやだなーっていうのもあり、先のばしのばしに。

そんなこんなで最終日にいきました。

川内倫子さんの作品
生で見れてよりいっそう好きになりました。

 

 

鷹野隆大さんの作品でひと騒動あったわけですが、詳細はこちらの記事に。
ご本人のお話が掲載されているので選ばせていただきました。

 

美術館の方も鷹野隆大さんも、
さぞかし悩んだ末のご決断だったと思います。

なにか対応をしなければ、美術館側が検挙されるということだったようですが、
こうなってしまうと無条件で美術館側が「悪」の立場になってしまいます。

これはおかしな話ですよね。
美術館はなにか悪いことをしたわけではないのに。

でも現実に、通報した人が出ちゃったわけです。
通報した人はどういう気持ちだったのでしょうか。

作品の中には女性の丸裸の大きな写真もあったのに、
なんで男性の陰茎はダメなのか???

今回の件で「通報した人」「警察」「美術館」
この3者それぞれの意見が聞きたかったです。

それぞれがどういう考えなのか知りたいですし、
ニュースで聞いた程度だと、「愛知県美術館やっちまったな」
みたいなとらえられ方もされかねないですよね。

せっかくニュースになって、
あまり美術に興味ない人にも美術展というものに
ふれるきっかけだったのですから、
世間を巻き込むチャンスだったと思います。

今回の美術館側と鷹野隆大さんの対応は、とても素敵でした。

でもこの対応が、今後の展示物の線引きになってほしくないので、
もっと美術館側からも意見表明してほしいです。

今後、愛知県美術館が、消極的な作品展示にならないといいですね。
逆にもっと、市民が議論白熱するような、
ギリギリの作品を展示することもやってほしいです。